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2トン車や4トン車を駆使し、荷主様からそれぞれのお客様まで、魚・野菜のボックスを中心に、家電・弱電の梱包材、建築ブロックといった発泡スチロール製品をルート配送しています。
その発泡スチロール、EPS(ビーズ法発泡スチロール)とも呼ばれるように、発泡させた(気泡を含ませた)ポリスチレン樹脂(PS)のこと。
原料であるビーズを約50倍に発泡させ、さまざまな形に成型したもので、
といった特性を活かし、生鮮食品の輸送箱や家電の緩衝材、住宅や土木関連など、幅広い分野で使われています。
また、発泡スチロールの約98%は空気でできており、石油由来の原料ビーズはわずか2%のみ。
さらにパルプモールドやダンボールに比べ、二酸化炭素の排出量が25%以下に抑えられているなど、地球環境に与える負荷が少ない、地球にやさしい素材といえます。
参考:発泡スチロールが出来るまで(イハラ健成工業株式会社様のページ)
食品容器としては、その「断熱保温性」「保冷性」により、中の生鮮食品の鮮度保持に威力を発揮。
梱包材としては、外部からの衝撃を和らげる「クッション性」で中の精密機器等の商品を優しく守り、「耐圧縮性」に優れるため、建築ブロックとしても道路の拡幅や軟弱地盤の盛り土工事などに重宝されている発泡スチロール。
軽量なため荷運びが楽で、積み上げてもつぶれない強度があるため輸送箱や緩衝材、建材として非常に適しているのです。
しかし、軽くて楽に運べると思われがちな発泡スチロール容器ですが、実は倉庫での移動管理作業にはかなりのテクニックを要します。
というのも、1梱包は確かに軽いのですが、積み重ねれば当然それだけ重くなるからです。
当社の成田営業所での作業の様子を見てみましょう。
ちなみに当社は宮城県栗原市、千葉県成田市、福島県田村郡の3ヶ所に営業拠点と倉庫を持っています。
そのうち成田営業所は、成田国際空港に近く、海外から航空便で来た冷凍の生鮮食品を小分けして運送する場合に利用されることもあるため、他の2拠点にはない発泡スチロール容器の生産工場を備えているのが特徴です。
3階の生産工場から1階の倉庫まで、梱包された発泡スチロール容器がベルトコンベアーで流されてきます。
送り込まれてきた発泡スチロール容器は、倉庫のスペース効率を上げるため、高く積み上げて保管する必要があるのですが、この高積みの作業は機械による補助はなく、手動が基本。
倉庫作業員は10梱包も15梱包も積み上げ、重さも何のその、手慣れた様子で所定の位置に保管していきます。
早く、正確に、丁寧に積んで運ぶのは簡単そうに見えてとても難しく、この作業を競技化した全国大会「スチレンピック」も開催されているほど。
※朝日新聞による投稿の引用
重量に耐えて積み上げ、うまくバランスを取って運べるようになるには、それなりの慣れと経験、コツの会得が必要なのです。
それだけに、意のままに操れるようになった時の快感、達成感はひとしおです。
私たちの日常生活に欠かせない発泡スチロールにまつわる“スゴ技”。
ぜひあなたも習得してみませんか?
未経験者大歓迎です!→弊社仕事紹介のページへ